3月豊橋市議会・・・何がおきた? 前半

3月市議会。選挙時の長坂市長の法廷ビラに対するパワハラ調査の結果、問責決議、組み替え動議からの豊橋公園東側エリア整備事業の予算追加など多くの動きがありました。
多くの皆さんから新聞やネット見てるけど、日々変化がありすぎでついていけないと意見の声が多くありましたので書こうと思います。
INDEX 前半
- 法廷ビラに関する前浅井市長のパワハラ調査委員会
- 匿名の第三者からのパワハラ報告による長坂市長の緊急記者会見と市議会緊急質問
- 長坂市長に対する問責決議案を可決
INDEX 後半
- 組み換え動議可決による新アリーナ・豊橋公園東側整備事業費の追加補正予算
- 百条委員会の設置?
- 副市長人事の不同意
上記の事を、簡単にまとめていきたいと思います。市役所・議会の常識を覆す展開に日々驚かされた1か月です。
法廷ビラに関する前浅井市長のパワハラ調査委員会
まず結論から申しますと、パワハラは無かった。これが、委員会の報告書です。

12月議会での質問は、長坂市長は法廷ビラを作成時にこの事実は確認して掲載したのか、著作権元に許可を得たのか。2つの事項は、確認していなければ、道義的責任がある。
また、チラシ作成時に確証のない事項を記載した場合は、公職選挙法に抵触する可能性がある。
上記が、ポイントになってくる。
12月議会では、調査委員会はパワハラは無いと報告。これにより、道義的責任も公職選挙法違反の疑いも同時に浮上した。また、著作権については、先方のネット記事に許可してないと記載がある。同時に、議会ではこの点は玉虫色の答弁だった。
匿名の第三者からのパワハラ報告による長坂市長の緊急記者会見と市議会緊急質問
3月7日に突如、開催されたハラスメントによる緊急記者会見。

緊急記者会見に関して、緊急質問が議会でありました。そこでの答弁にて常識的にありえないいくつかの事実が判明。
◎副市長には、会見直前に記者会見を伝え開催。※1副市長には、匿名の文字の通報の資料は見せていない。
◎相談もしていないのに、YouTubeでの録画はしっかりされている。
◎報道にも案内が言っているということは、独断で職員には指示をしている。
◎情報提供者は匿名。しかしながら、行政内部で協議もせずに、第三者での調査委員会の検討まで話をしている。
◎第三者委員会は、税金で設置する考えである。
◎市長で設置した調査委員会を否定する形である。
違和感しかありません。今後も、どうするのかは議会内でも、明言を避ける。さらには、個人が特定されるのでお話しできませんなど、結果何がしたいのかわからない記者会見でした。
※個人の特定、情報提供者を守るためと連呼してますが世間、マスコミの注目が集まるほど発言とは反対に進みます。今回の行動は完全に市長が自分自身の立場を守るための行動です。
長坂市長に対する問責決議案を可決
長坂尚登市長の独善的市政運営に猛省を促し責任を問う。とした、内容の問責決議案が3月12日に豊橋市議会にて賛成多数で可決されました。
独善的な運営は2つ
〇多目的屋内施設の建設をめぐり、市議会に諮ることなく契約の解除を指示
〇法廷ビラに関することに対し、誠実に回答しなかったことによる、市政への信頼失墜
以前の長坂議員時代の、鋭い質問からは想像もできないほどに、どちらの項目にも機密保持、市長としてでなく個人、個人が特定されないようなど、同じような答弁の繰り返しだった。
※問責決議は、法的拘束力はありません。ただし、問責決議の可決を受け、どのような行動をするかは一定議会・市民には報告する義務はあるでしょう。
市議会として、問責決議、辞職勧告、不信任とあらゆる考え方がある中で、責任を市長自身で問い直してほしいと投げかける形は、議会として一定の歩み寄り感じました。
まとめ(前半)
ハラスメントの調査については、一定の結論が出た。
率直に、法廷ビラには事実確認を取らずに掲載。選挙戦勝ち抜くために作成と感じました。
素直に説明をして頂くことに期待します。後回しにすればするほど事は大きくなります。市政の停滞を招いていることが気がかりです。
新アリーナ整備・豊橋公園東側整備事業については、独断で進めたことは、公約だったとはいえ強引だった。この点は、時間軸は戻せない。
現在、機密にあたるので答えれませんは、今回の市長選で長坂市長に期待した有権者が描いた長坂市長像とは遠いと感じます。
議員時代から、行政のミスを追及し、改善案は特になかったと認識してます。議員は、追及するだけで良いでしょう。
市長には、課題を解決し未来に豊橋を発展成長させる責務があります。その為に、必要なことは決断でしょう。決断し責任を背負う覚悟を持ってもらうことに期待します。