豊橋市の新アリーナの現在地はどこ?
豊橋市の新アリーナの情報が錯綜する昨今。現在どんな状況ですか?と、多くの皆さんに質問をされる。
豊橋市の過去からの流れを記載する。
〇豊橋市
佐原市長時代
平成27年12月22日福祉教育建設消防委員会が開催される。
案件:豊橋公園整備計画について
資料:豊橋公園整備計画
この時には、豊橋公園東側の整備計画が掲げられている。ただし、パースにはテニスコート・駐車場は記載済。
多目的屋内施設については、文章にてプロスポーツの必要性、施設の在り方、財政上の施設の廃止、スポーツ施設だけでなく各種行事・イベントへの対応、災害時の防災拠点についても明記。
更には、神野の総合スポーツ公園のB地区(現在の球場移転予定地)の多目的広場としての活用も明記している。現在の計画は、ベースの計画があり常に計画変更含めて進化してきた言える。
そして、佐原前々市長により平成28年にB1リーグの基準のである多目的屋内施設整備の検討がアリーナを核としたまちづくりとして始まる。
平成28年11月30日 多目的屋内施設整備調査委託報告書が報告される。
※この報告書では、Bリーグについても触れられている。
平成29年3月24日 未来投資会議にて佐原前々市長が参加。
※安倍総理の前にて「豊橋市の新アリーナ構想について」と題して国へ豊橋の未来につながる3点の要望(新アリーナを核としたまちの活性化に関する ⽀援の充実、⺠間投資への税や資⾦調達に対する⽀援、都市公園において⺠間事業者による柔軟な施設運営を可能とする制度の整備)を要望している
平成30年3月27日豊橋市新アリーナ建設・運営に関する民間提案募集要項が発表
※民間事業者で豊橋市と共にアリーナ建設・運営をしてもらえる事業者の募集が始まる。
平成30年5月2日に「多目的屋内施設を核としたまちづくり基本計画策定委託業務」公募型プロポーザルの実施。
平成31年3月「新アリーナを核としたまちづくり基本計画2019-2023」を策定。
令和元年7月に協議対象者と基本協定の締結に至らず令和元年7月計画は廃止の方向へ。
令和2年度予算 多目的屋内施設の基本計画策定に向けた基礎調査を実施(予算880万円)
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/42010.htm)
※改めてゼロから必要性の調査へ(後の令和3年2月8日調査報告へ)
この調査費についての長坂市議のブログ(https://nagasakanaoto.blog.jp/200504.html)
浅井市長時代
令和2年11月 浅井市長就任。新アリーナ計画についてはゼロベースでの検討する公約にて当選。
令和3年2月8日 総務委員会が開催される。
案件:多目的屋内施設の基本計画策定に向けた基礎調査の最終報告について
資料:多目的屋内施設の基本計画策定に向けた基礎調査報告書(案)
この委員会にて報告された新アリーナの基本計画策定への基礎調査の最終報告は、佐原前々市長の時に調査された報告書である。
この報告書は活用できる報告書でありとても優秀な資料である。浅井前市長は、ゼロベースにて新アリーナを考えると掲げ当選した。その為、場所の検討に令和3年12月に調査費をつけ再度調査をすることになる。
令和3年7月に愛知県に対し豊橋公園内での多目的屋内施設整備用地についてと文書を提出。この点の進め方も、市の進め方への不信感はまた、ひとつ募る。
令和4年4月 多目的屋内施設関連市場調査中間報告書
令和4年5月30日 多目的屋内施設の整備について報道発表資料
内容:建設地を豊橋公園に決定、県の財政支援も受けて施設整備に向けた基本計画の策定
業務等を進める。関連予算を令和4年6月市議会定例会に上程。
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/94680/houdou0530.pdf)
本来は、多目的屋内施設関連市場調査の最終報告を待ってから進めることが妥当です。
この報道発表も、浅井市長はスケジュール管理ができていない認識をもたれ市民から不信感をもたれる原因である可能性は否めない。
ここにて、今後のスケジュールが示される。
2022~2023 年度 基本計画策定、公募資料作成
2023 年度 事業者公募・選定
2024~2026 年度 設計、建設
2026 年度中 開業
令和4年度6月基本計画業務予算化
合計3回のワークショップ実施
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/52840.htm)
第1回ワークショップ
開催日時:令和4年7月31日(日)AM10:00~12:00
開催場所:まちなか図書館 インターナショナルスペース
参加人数:19名
開催内容:「とよはしについて語ろう」をテーマに、5グループに分かれて、グループワークを実施
第2回ワークショップ
開催日時:令和4年9月11日(日)AM10:00~12:00
開催場所:こども未来館ここにこ 研修室A・B
参加人数:16名(3名欠席)
開催内容:「多目的屋内施設を考えよう」をテーマに、5グループに分かれて、グループワークを実施
第3回ワークショップ
開催日時:令和4年10月23日(日)AM9:00~11:00
開催場所:こども未来館ここにこ研修室A・B
参加人数:14名(5名欠席)
開催内容:「イメージ図をつくろう」をテーマに、5グループに分かれて、グループワークを実施
令和4年7月8日 多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等作成委託業務の公告
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/50906.htm)
令和4年7月15日 参加意向申出に関する質問に対する回答
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/95661/sannkamousikomisitumonnkaitou(2-2).pdf
令和4年8月1日 実施要領、仕様書等に関する質問に対する回答
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/95661/zissiyouryousiyousyotousitumonkaitou(2-2).pdf)
令和4年8月22日に株式会社日本総合研究所が、契約日から令和5年6月30日(金)までの期日で、多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等作成委託業務のプロポーザル契約候補者の特定をされた。
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/95661/kouhosya.pdf)
後に、この期日について大きな問題となる。
令和4年9月1日 総務・建設消防委員会連合審査会
案件:多目的屋内施設関連市場調査報告書(令和4年6月完了)について
※この委員会は、市役所側からの申し入れにより日程が延期されています。この点も市民からの信頼を失う一つだったように感じます。訴訟されてます。
令和4年9月9日にHPに多目的屋内施設関連市場調査報告書の公表
令和4年10月1日 八町校区説明会を開催
日時:令和4年10月1日(土曜日)午後7時~午後8時30分
場所:豊橋市立八町小学校 体育館(豊橋市八町通五丁目5番地)
当日資料:八町校区説明会 豊橋市多目的屋内施設整備事業について
開催報告:豊橋市多目的屋内施設整備事業についての八町校区説明会(当日概要)
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/99622/setumeikai.pdf)
令和4年11月に、豊橋公園の北側(朝倉川沿い)が災害の危険箇所(家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食))であることを見落としながら計画を作成していることに豊橋市が気付く。
このタイミングで、新アリーナの建設予定地の豊橋公園内での変更し場所の確保が必要になる。そこで、豊橋球場を解体し別の場所へという議論がでる。
また、多目的屋内施設基本計画策定の中間報告が期日までに日本総研側から提出されていないことも発覚。
令和5年3月3日 多目的屋内施設整備のスケジュールについてとHPに公表
・多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等作成委託業務について委託期間の変更がされる。
当初:令和4年9月5日から令和5年6月30日まで → 変更:令和4年9月5日から令和5年9月29日まで
令和5年2月29日 議案第36号豊橋公園への多目的屋内施設(新アリーナ)建設の賛否を問う住民投票条例の制定について市議会にて否決。
議案資料(市役所HPに資料が掲載されてません)
豊橋公園への多目的屋内施設(新アリーナ)建設の賛否を問う住民投票条例の制定請求について、その経過について
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/57603.htm)
令和5年6月9日 総務・建設消防委員会連合審査会
案件
・多目的屋内施設整備基本計画(案)中間報告について
・豊橋公園における特別用途地区について
・野球場の再編(案)について
資料
この委員会の中では、移転先の球場の場所について安全性についての質疑が多かったです。
現在の神野の総合スポーツ広場全体での垂直避難の確保も含めた球場移転整備であることは一定理解できると考えます。
長坂市長は、この当時ブログにて移転先の球場は、津波避難困難地域であると浅井市長を当時の長坂ブログにて非難をしておりました。
しかしながら、12月議会にて今後の豊橋公園の武道場についての一般質問には、武道場はその場で修繕と答弁。
現在の武道館の立地は、議員時代に危険個所と長坂市長自身が指摘した場所である。
多目的屋内施設整備基本計画(案)中間報告についての意見募集
【提出された意見等と豊橋市の考え方】
多目的屋内施設整備基本計画(案)中間報告についての意見募集結果
この意見募集においても、期間を途中で延長するなどの行為があった。この点も行政運営への不信感になる。
その後、意見を集約して令和5年8月18日に多目的屋内施設整備基本計画を発表
多目的屋内施設整備基本計画(概要版).pdf( 2519KB )
令和5年8月31日に多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業 実施方針の策定の見通しを公表
令和5年9月5日に多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業 実施方針(案)及び要求水準書(案)を公表
多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業 実施方針(案)
多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業 要求水準書(案)
異例の速度間ではあるが、基本計画の中に今後のスケジュールとして記載されている。
事業者公募、選定、基本契約も令和6年10月より前と図でなっている。
令和5年8月31日 総務・建設消防委員会連合審査会
委員会資料はこちら(膨大な量になります。)
この委員会の資料は令和5年10月4日に訂正が発表される。この件も、信頼に大きく関わったと感じる。
令和5年10月27日 アリーナの入札が公告される
多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業 入札公告について
令和6年2月9日 議案第2号豊橋公園への多目的屋内施設(新アリーナ)建設の賛否を問う住民投票条例の制定について市議会にて否決。
議案資料
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/70600/gaiyousetumeireiwa6nenn2gaturinnzikai.pdf)
豊橋公園への多目的屋内施設(新アリーナ)建設の賛否を問う住民投票条例の制定請求について、その経過について (https://www.city.toyohashi.lg.jp/57604.htm)
令和6年4月26日 1社より事業提案があったことが報道発表
令和6年5月30日「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」の落札候補者を「TOYOHASHI Next Park グループ」に決定
審査講評(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/112622/060701shinsakohyo.pdf)
客観的評価の結果(https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/112862/060701kyakkantekihyoka.pdf)
多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業の落札者である「TOYOHASHI Next Parkグループ(代表企業:スターツコーポレーション株式会社)」の構成企業及び協力企業各社と「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業基本協定」を令和6年6月28日に締結
令和6年8月1日 総務委員会
多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業提案概要について(報告)
豊橋ネクストパーク株式会社と「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業特定事業契約」を令和6年9月27日に締結
令和6年9月27日 多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業に係る事業者との特定事業契約締結を市長選前には行わないことを求める請願が不採択となる。
令和6年10月15日より豊橋球場の解体及び、その周辺樹木の伐採工事がスタート。
(https://www.city.toyohashi.lg.jp/61165.htm)
長坂市長時代(令和6年11月17日長坂市長就任)
令和6年11月21日付、多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業の事業者に対し、契約解除の申し入れを行い、契約解除に向けた協議を開始する旨の通知。
これにより、豊橋球場の解体はストップ。同時に、豊橋総合スポーツ公園の球場整備もストップしている。
現在、逸失利益保証額、豊橋公園東側の総合スポーツ公園球場移転に関わる代替え案は、長坂市長より示されていない状況である。
令和6年12月議会開催前までを記載しました。